3Q決算発表の時期に思う事

2月初めは3Q(10-12月期)決算が出てきます。
市場参加者が間違えて判断しているケースではかなり上下動
しています。特に現在は金融相場なのでスピードが速く、振幅も
増幅されています。

テクニカル投資は通常と異なる動きになり怪我をする事があります。
この時期は「休むも相場」を実行する良い時期でしょう。

一方、調査を徹底して行うバリュー投資の場合は、割安で買い、
割高で売りですから、急落して割安になったら買い、急上昇して
割高になったら売りと行動する機会になることがあります。
したがって、休む必要はないと思います。

ただし、いずれのスタイルを取るにせよ、マネージメントは最重要で、
それができていなければ、荒れた相場では損失が膨らむばかりと
なります。
玉帳をお守りとしてきっちりマネージメントは実行しています。

11月機械受注統計の前年同月比は低下

内閣府が発表した機械受注統計は予想通り、厳しい内容でした。
前年に駆け込み需要があった関係で前年同月比が低めなのは
判っていましたが、10月より落ち、戻りが終わったことが確認され
ました。
前月比で見ると製造業が-7%、非製造業(電力・船舶除く)+0.5%で、
アナリスト予想平均を下回る結果でした。
やはり消費増税のダメージは大きく、設備投資循環の上昇局面は
終了したと考えています。

11月米国在庫循環モメンタムは低下

米国製造業の11月在庫循環モメンタムは低下しました。
これまでの底バイから下抜けし、弱い状況を示しています。

しかし、その一方、12月の小売売上(除く自動車)は前月比+0.5%
で好調でした。
原油安でガソリン価格が下がり、消費者の購買力が改善した
効果が出た形です。この傾向が続くと、消費が米国経済を
支え、在庫循環モメンタムが持ち直すかもしれません。

日本国債がマイナス金利へ

日本国債の金利がマイナスという異常事態が発生しています。
12月中旬以降にマイナス化し、年末にはついに4年国債まで
マイナス圏に突入しました。

1年国債・・・・・・・・・・・・・12/17マイナス突入
2年国債、3年国債・・・・・12/18マイナス突入
4年国債・・・・・・・・・・・・・12/29マイナス突入

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