謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

米国株式市場は金利引き上げプロセスに入り、重くなっています。
過去の経験則では、金融政策を引き締めに転換すると株価は
下落します。
リーマンショックから7年間しか経過しておらず、BS不況を
克服するには期間が不足しています。BSは修復途上にあり、
BS不況は継続していると認識しています。
そうなると、実体経済による株価下支えは期待薄です。

日本は金融緩和を継続しますが、量的緩和は2年を経過して
効果が薄れてきました。さすがに崩れるとまでは思いませんが、
全面高となるような楽観予想はしていません。
米国市場の影響も考慮すると、昨年以上に銘柄選別が重要だと
考えています。

先進国のBS不況は新興国経済に波及し、ニューノーマル期
(長期的低成長期)に入りました。従来のような新興国の成長を
期待する考え方は過去になったと考えています。
グローバル展開する企業を評価する傾向が市場にはありますが、
世界的に成長率が低下することを考慮し、キャッシュフロー経営を
行っているか否かで選別する必要があると思います。