騰落レシオのデータを更新しました

東証一部、東証二部、JASDAQ、マザーズの騰落レシオを更新しました。
東証一部の騰落レシオは12月中旬にピークを付け、その後、過熱圏を
推移していましたが、2月初めから急速に下落しました。しかし、まだ
100以上の水準です。
東証二部の騰落レシオは1月中旬にピークを付け、同様に2月初めから
急速に下落しました。こちらもまだ100以上の水準です。
JASDAQ、マザーズは2月初めにピークを付け、その直後から下落
しました。JASDAQも100以上の水準ですが、マザーズは先週末に
100を割り込みました。

NYSEの騰落レシオは2月初めにピークを付け、そこから下落して
います。株価指数はピーク近辺で高止まりしていますが、上昇して
いません。
NASDAQも2月初めにピークを付け、下落しています。
ただし、NYSE、NASDAQとも騰落レシオの水準はまだ高いです。

2月の相場は日米とも調整の途中という感じですね。
1回目の利食いが済んでいない場合はまだやれるところだと思います。
買い戻しには早い気がします。

マネタリーベース(日本1月)及び在庫循環(米国12月)データ更新のお知らせ

定点観測データの更新をしました。
日本の1月のマネタリーベース前年同月比はダウン。金融緩和強化にはなっていない。先日の共同声明でもなぜか2014年からの金融緩和を述べており、日銀は
相変わらず、緩和したくないのが本音のようですね。総裁交代でそれが変化するのか注意
して見ていく必要がありそうです。

米国の12月の在庫循環モメンタムはダウン。やはり景気回復が非常に緩慢なようです。
米国景気回復に過度に期待しない方が良いですね。
弱い景気回復にしっかり乗っていけるところは限られると思います。金融相場であっても
そういったところの上昇が大きくなるはずで、選択が重要になりそうです。

米国経済データ更新のお知らせ

米国耐久財在庫循環モメンタム(12月)と住宅動向(ケースシラー指数11月、新築住宅販売数12月、中古住宅販売数12月)のデータを更新しました。

耐久財在庫循環モメンタムはわずかに下落です。出荷前年比が下落したせいです。
横ばいを継続中で米国経済の回復は緩慢ですね。
住宅については新築数が下落、中古数は横這い、ケースシラー指数前年比は上昇でした。
ここ数年は12月は停滞する傾向ですが、今年も同じでした。これから持ち直すと見ています。

欧州・米国データ更新のお知らせ

欧州経済データを更新しました。
また、米国住宅価格データ(ケースシラー指数、その他)を追加しました。

ECBはソブリン危機が一段落(長期金利が低下)してからは、金融緩和を続けず、
むしろ、昨秋から 引き締めているようです。ユーロが強いのも納得できます。
しかし、欧州全体の景気循環を表すEU鉱工業生産指数は底を抜け、再下落し
始めています。金融引締める局面とは思えません。
ギリシャとスペイン の失業率は25%を越えて危機的水準に入りつつあり、
南欧は経済恐慌になっているようです。

一方、ケースシラー住宅価格指数前年比は、2012年初めから回復傾向が続いています。
中古住宅販売も回復しつつあります。バブル崩壊の大本である住宅価格の回復は、米国
経済が回復に向かっていることを示しており、欧州とは対照的です。