米国製造業在庫循環モメンタムを更新しました

米国製造業在庫循環モメンタムを7月分に更新しました。
(グラフは定点データ集に掲載しています)
このところ低迷していましたが、7月は更に下がりました。
出荷が弱いのが響いています。
米国経済は見た目ほど強くない感じがします。

こういう時期はディフェンシブ銘柄を運用の中心にするのが
セオリーです。
しかし、それは底が見えてからの話です。

日米マーケットデータを更新しました

マーケットデータ(騰落レシオ等)を9/18分に更新しました。
株式市場は日米ともまだ底を探っているようです。
売る分を全部出しきったにしては戻りが弱く、まだ途中と感じます。
不確定要因がある程度見えてくるまでは、あわてずに様子見で
十分と考えています。

騰落レシオが反転

東証1部の騰落レシオ25は反転しました。
8/24月曜日の大幅な下げが信用買いの
追証による投げだったようです。
ただし、短期の騰落レシオ6の最低値が
異常値でした。市場が弱いことを示して
おり、要注意領域に入ったようです。

エリオット波動に当てはめてみる

エリオット波動では、フィボナッチ数列を
ベースにした
*推進波5波
*修正波3波
によって株価トレンドが構成されていると
考えられています。

現在を調整相場入りと考えると、推進波が
下落、修正波が上昇となります。

推進波(下落)
※期間が長く、下落幅が大きい

第一波:下落1段目(前兆現象的)
第二波:上昇1段目(上値は切り下がる)
第三波:下落2段目(勢いがついて強い)
第四波:上昇2段目(弱く戻りきらない)
第五波:下落3段目(残存エネルギーの放出)

逆行(上昇)
※期間が短く、上昇幅は少ない

第一波:上昇1段目
第二波:押し1段目
第三波:上昇2段目

以上の八波が3セットで下落トレンドが
終了します。
これを現在の相場に当てはめてみると、

●第一波は7月の下落(小さい急落)
●第二波は小康状態での戻り
●第三波は現在の世界同時株安(大幅下落)

と考えられます。この見方が正しければ、
今回の下落は強烈ではあったものの、
もう一回下落が残っている事になります。

●第四波の戻り(上昇)
●第五波の最後の下落

バリュー評価をすると割安になる銘柄が
あります。しかし、第五波があるかも
しれないので、買い余力を十分に残して
おくべきだと考えています。
特に残存している売りエネルギー次第では
第五波は大きくなる可能性がありますから。