秋の第二陣

米国株式が下落の第二陣へ入りました。
ここから利上げを織り込むまで調整する可能性がありそうです。

日本株もそれに引っ張られそうです。
東証1部の騰落レシオ25がまだ過熱圏にあるので、買い場は
もう少し先だと見ています。
しかし、そろそろ動く準備をする頃合いでしょう。

9月の日本在庫循環モメンタムは低下

9月の日本在庫循環モメンタムは水面下の水準ですが
低下に転じました

2014/4の消費増税で内需が弱く、それに加え、中国経済
の失速で外需も弱くなってきました。
海外頼みは虫が良すぎたようです。
経営者は慎重な見方の人間が増えており、防衛的行動に
シフトしつつあります。

カナダの政権交代

カナダで保守党から自由党へ政権交代が起こりました。
資源国カナダは原油相場の低迷で経済がリセッションに
陥っています。カナダ国民は政権を交代させ、政策転換
することを選択しました。

トルドー新政権が有言実行で選挙公約に従って政権運営を
進めた場合、カナダは不況から脱出できる可能性がある
と思います。

株価と実体経済

米国のテーパリングが終了後、FRBの金利引き上げが話題に
上りますが、なかなか引き上げられません。

金融引き締めをやった場合は米国の株価は大幅に調整する
と考えています。
金利引き締めをやらなくても、株価は調整するはずです。
米国株はバブルになっているのでそれが道理だと思います。
それを避けたいというのがFRBの意向でしょう。

実体経済が株価のレベルまで良くなると、株価は下支えされて
落ちません。

しかし、実体経済が現在のような状況のままで、金融緩和政策
による下支えがなくなると、株価は実体経済のレベルまで
下がります。

私はリアリストなので、後者のシナリオの確率が高いと考えて
行動します。

上がってこない株価・騰落レシオ

8月下旬に大きく売られてから1か月が経過しました。
通常は株価がある程度戻り、騰落レシオ25などの
マーケット指標も平均水準を越えてきます。

しかし、日米とも株価は弱含みで、騰落レシオ25も
平均水準を下回っており、上がってきません。
新安値銘柄数が多い水準で、 マーケット全体に
売り圧力がある感じです。