米国マネタリーベース動向(9月)

QE3の実施後、半月を経過したが、9月の米国マネタリーベースは増加傾向ではなかった。


むしろ、前年同月比は-1.6%で前月より若干低下した。
しかし、QE3による増加はいずれ現れる。そこから金融相場が再スタートを切るだろう。

QE3はMBSに焦点を絞っているので、住宅販売動向、 住宅価格動向に効果が現れるのか注目である。

住宅販売、住宅価格にプラスの影響が出てくると、金融機関の抱える不良債権が減少することになる。そうなると、バランスシート不況の調整が進み、経済の正常化が早まる。

ただし、QE3には副作用があり、プラス効果が出る前に副作用が大きく出てくることも考えておかねばならない。両方のシナリオを考えたポートフォリオにしておくべきだ。

コメントを残す