日本株は過熱圏に入っていない

東証1部、東証2部、Jasdaq、マザーズの騰落レシオを掲載した。
騰落レシオからは、マザーズを除き、日本株は過熱圏には入っていない。
下落が目立つのは東証1部だ。
東証2部、Jasdaq、マザーズはあまり下落していない。特にマザーズは過熱圏に入っている。

これは、機関投資家と海外投資家が中小型株を保有していない影響だと思う。
買い意欲のある個人投資家が機関投資家や海外投資家の売りを避けることができる中小型株を買っていると推測している。
(データは定点観測データ集に掲載)

日本株は過熱圏に入っていない」への2件のフィードバック

  1. 東証1部指数TOPIXの下落が顕著なのは業種構成によるものだとみてます。指数の比重からするとメーカーがかなり高いですからそこにかなり引っ張られてます。ただし、ここ5カ月くらいの1部の騰落レシオは100前後を行ったり来たりなので、銘柄数でいうと上がってるものと下がっているものがだいたいならすと同数といった感じです。1部の中でも業種別の騰落動向みると上がってるものはかなり上昇していってます。時価総額が小さ目なので目立ちませんが。よって保有主体よりもファンダメンタル通りの株価の動きとみています。もちろん時価総額の大きいメーカーは機関投資家もたくさんもっているとは思いますが。

    ジャスダック、マザーズといったところは、中小規模の部品メーカーも入っていますが、サービス(消費者向け、ビジネス向け、リアル、インターネットすべて含む)の比重が高いのでこういったものは相対的に上がっているものが多いです。

    マザーズ指数が特に上昇してるのは、いわれるバイオ関連といわれるものがノーベル賞からの連想買いで急騰してるためだとみてます。実態があるのか不明なのでこれらの銘柄群は注意が必要です。これ以外のマザーズの銘柄は特に変わった動きはみられず、ファンダメンタル通りだと思います。

    • 丁寧に解説していただき、ありがとうございます。
      以前から、時代の変わり目は機敏に対応できる個人と中小企業が有利、これからはサービスが主体と言ってきましたが、その通りになりつつあると感じます。

      騰落レシオはマーケット指標の一つとして継続的に観測してますが、おっしゃる通り、全銘柄が一緒に動いているわけではないです。
      騰落レシオが過熱圏に入っていないからなんでも買って良いと単純に考えるのは禁物ですね。
      やはり、個々にしっかり見るべきだと思います。

コメントを残す