11月機械受注統計の前年同月比は低下

内閣府が発表した機械受注統計は予想通り、厳しい内容でした。
前年に駆け込み需要があった関係で前年同月比が低めなのは
判っていましたが、10月より落ち、戻りが終わったことが確認され
ました。
前月比で見ると製造業が-7%、非製造業(電力・船舶除く)+0.5%で、
アナリスト予想平均を下回る結果でした。
やはり消費増税のダメージは大きく、設備投資循環の上昇局面は
終了したと考えています。

機械受注の好調続く

本日、11月の機械受注統計が発表されました。
以前にお話しした予想通り好調を続けています。
在庫循環より設備投資循環は息が長いので、しばらく
好調は続くでしょう。

ロイターの記事によると、アナリスト予想は+1.2%だったらしく、
大外れでした。
個人的には11月の数字は、設備投資循環の推移から容易に
予想できる範囲だと思います。
分析のプロがなぜそんなに低い数字を予想にしたのか
理解できません。

説明をフォローアップデータ集に掲載しました。

8月の機械受注について

昨日、内閣府より8月の機械受注が発表されました。
予想通りで、非常に良い結果でした。

製造業の機械受注が前年同月比8.0%増で勢いが出てきました。
消費増税が足を引っ張ることを心配していますが、投資減税が
実施されれば、そのダメージをかなり相殺できると考えています。

設備投資循環は去年秋に底打ちしています。妙な邪魔が入ら
なければ、通常、5年程度、上昇が継続します。設備投資関連に
対する強気の見方は継続しています。