日本空調サービス通期決算はサプライズなし

先日のセミナーで事例研究として取り上げた日本空調サービスの
通期決算が昨日発表されました。

前期は、太陽光発電パネル設置工事と増税前の設備リニューアルという
2つの特需に恵まれ、大幅な増収増益決算でした。すでに先月中に業績の
上方修正をしていたので、2014/3期決算はほぼ予想通りでした。

注目は今期の会社予想です。
2つの特需がなくなるので減収減益になるだろうと推測している
のですが、どの程度かが問題です。コンセンサス以上の悪化だと
地合い悪いので売り込まれるかもしれません。

会社予想は売上、営業利益、経常利益は微減、純利益が-13.7%
減益という内容でした。
特需の反動減にもかかわらず、落ち込みが小さい予想で、
会社は実質的には好調と考えているような感じがします。
この数字は3月発行の四季報春号とほぼ同じで、サプライズなし
でした。

4/21日に上方修正後、逆に株価が少し弱くなっているのは、
地合いが弱いこともありますが、今期の業績が若干の反動減
となる事を織り込む動き
だったのかもしれません。

なお、名古屋市の談合ペナルティーについては影響は限定的と
決算短信に記載されていました。再発防止は徹底してもらいたい
ですね。

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