日本と米国の景気予測について

今年の春は波乱の幕開けが例年より少し 早く始まりました。
現在は小康状態ですが 5月はこれからです。連休明けは
いつも通り、油断しないで 行こうと思っています。

米国の在庫循環モメンタムはリーマン ショック後ははっきりした
動きが見えなく なり、景気予測しにくくなりました。しかし、
景気敏感銘柄の動きや米国債の 動きを見ていると、
マーケット参加者の 考え方を推測することができます。

そこで気になるのがキャタピラーの上昇 です。これは景気敏感の
代表格ですが、 去年の春に底打ちして秋から上げています。
他の景気敏感株でも同じような動きが 見られました。

実際、今月発表の雇用統計も良好だった 事を考えると、
現在の米国景気は良い ようです。

ただし、重要なのは将来がどうなるかです。 そこで参考になる
のが米国債の動きです。 米国の30年国債が今年に入って
上げ始め ました。
長期国債が挙げると言う事は、今後の 米国景気は悪化すると
見られている ようです。

一方、日本の在庫循環モメンタムも ピークアウトしました。
これに消費増税前 の駆け込み需要の反動減が加わります。
日米とも、今後は、結構厳しいと見るのが 妥当なのかもしれません。

 

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