米国住宅動向と金利正常化について

米国住宅指標データを更新しました。
このデータからは住宅部門が昨夏に転機を迎え、
徐々に厳しくなってきていることがわかります。

家計は住宅が含み損となっており、バランスシート
修復を続けなくてはならない状態にあります。
中低所得層の消費が伸びず、高額所得層の消費
が支えている構図です。

米国経済の回復は家計のバランスシート修復が
完了するまで弱い基調が続くと考えています。
中低所得層の消費が戻るまで、金利の正常化は
困難で、引き上げたとしてもきわめてゆっくりとした
ペースにあると予想しています。

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